リクシャでは行けない番外編



ランジャンガウ・ガネーシュテンプル

プネー有数のガネーシュ・マンディール

入り口 デーヴナーグリーだらけの入り口の門




ものめずらしい外国人を見る供物店のおじさん

プネーからシルディ方面に1時間ほどの所にあるランジャン・ガウという街。
所用で遠方に出かけた帰りでしたが、インド人の友人と同行したタクシーで寄っていこうということになり、降り立ったのがプネーでも有数の知名度を誇るガネーシュテンプルでした。
ここは市内でも有名で、車を飛ばしてやってくる人たちが後を絶たないそうです。
ボンベイを中心としたマハーラシュトラー州はガネーシュ神を祭るガンパチ祭りがもっとも盛んといわれ、特にプネーはガンパチタウンとまで異名をもつほど、ガネーシュが大好きです。



さらに奥へ

やはり旅の途中といえども、大きなガネーシュテンプルがあれば、お参りもせずに通り過ぎることは出来ないようで、ぜひ止まってほしいとのことでした。
友人は車の中に靴を置いて、裸足でそのまま歩いてくるように言うので、すぐに入れるものと思いきや、砂利道で、インド人すらも靴をはいている供え物通りを大分と歩かされました。。。

ようやくその道を抜けて見えたのが上の門です。
さすがに市内を離れるとナーグリー文字がメインになってきますが、やはりお寺ですから表記はすべてローカル表記です。








まだ続きます。
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片手に楽器を打ち鳴らし歌う盲目のおじいさん

入り口には物乞いのおじさんがちらほら。


ここから先は宗教関係まったくの不勉強で薀蓄はございません。
実況解説のみで失礼いたします。

入り口から長い長い道のりです。

いつも旦那と子供の後ろにいたため、必ず移っててお恥ずかしい。





鐘を鳴らしてようやく参拝の列に・・・

鐘を鳴らしてようやく参拝の列に・・・

ここまで来るとすでにすごい参拝客の列。
日曜ということもあるだろうが、市内にあるテンプルでは特別な日で無い限りこうはならない。
やはり人気のあるテンプルだからなのでしょうか。
それでも中に入ってみると、右の写真の右端に参拝客の整理をするための長い整列鉄柵があるのですが、そこまでは人は埋まっていませんでした。
ガネーシャ神を祭る日には元日の神宮を上回る人手が想像できますね。





この先にご本尊が

さすがに長旅に後でこの列に並ぶことは出来ず、ガネーシュ様を拝むことは断念しました。。。
肝心なご本尊なしで申し訳ありません。



しかし、すごいのは人だけではありませんでした。院内の廊下に描かれた神話の数々の迫力のあること!
色鮮やかで、今にも飛び出しそうな躍動感。子供はじっと見て恐怖ともなんともいえない雰囲気で息を殺していました。

神話に明るくないのでひとつひとつに解説が出来ませんが、本当にこのときこそ深くこの絵の意味が知りたいなぁ〜と思いました。












お飾りをむさぼり食うヤギ

駐車場に戻ると、車についている花のお飾りの花をむさぼり食べるヤギがたくさんいました。そこらじゅうにいて、駐車場にあった車のお飾りは全滅でした。
みんながにこやかにそれを眺めていました。
さすがにレモンとグリーンチリのお飾りは手を付けていませんでしたがね。。。










供え草を摘むインド女性

そうそう、余談ですが、ここに寄る前に行った場所で、同行した女性がいきなり草を摘みはじめました。
どうみても雑草に見える平凡な草です。
何なのか聞いてみると「これはガネーシャにお供えする草なのよ」と教えてくれました。
道端に生えている草でもすぐにそれだとわかる彼女に、日ごろからの信心深さを感じました。







ケウダの木(1番上に花もあります)

もうひとつ余談ですが、ガネーシュ神を祭るガンパチは9月上旬から中旬にかけて始まるお祭りですが、ちょうどその頃花を咲かせる植物にケウダ(kewda)があります。
成長すると15メートルにもなるという大木に咲く花はなんとも不思議。
葉なのか、花なのか見分けがつかないようですが、中には大きな雌しべ、おしべがたっぷりと入っています。
その花粉から漂う香は神が好むとされ、いろいろな神事に使われるようです。
またマハーラニーだけが味わうことの出来たケウダ風呂は肌を美しくするとされ、今もケウダの花から作られる蒸留水はとても高価なものとされ、取引されています。
スーパーなどでも見かける安価のケウダウォーターは葉から蒸留されたものが主で、もしくはまったくの作り物か偽者です。





ケウダの花

このケウダの花もまたガンパチのお祭りで神にささげる大切な供え物とされています。

ちょうどここに寄る前に出かけていた場所で、この2つともを手に入れていました。 今思うと、すでにこのガネーシャテンプルに来ることになっていたのかもしれませんね。









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