モレデイナ通りに入って左側、クローバーセンターというショッピングテナントビル超えて、ちょっとのところ。道からちょっと奥まって黒いタイル張りの店の前両脇にベンチが向き合いで置いてあるお店、それがコーヒーハウスです。
▲店の前で看板を見上げます |
今でこそモダンで進んだ街になったプネーですが、一昔前はまだまだリクシャと自転車しか走ってないような静かな街だったそうです。
食事にいくにしてもそのころはキャンプ地区にあるGPO(郵便局本局)の近くにある老舗のリッツホテルというところくらいしかなかったとか。。。
ちなみに今もそのホテルは健在で改装してターリーなどを食べに行くお客さんに親しまれています。
そんな時代に晴れやかに開店したのが、このコーヒーハウス。庶民にはまだコーヒーすらもモダンに感じられた時なのかな。はじめてプネーでコーヒーを気軽に飲める店だったと聞いています。
▲エントランスを入ると |
これがこのお店の名物の小さなおじさん。
日本人を見かけると「お元気ですか?」と声をかけてきてくれて、握手を求められます。話が長引くと「昔日本人の彼女がいて。。。。」といろいろ話してくれますよ。
2階建てのこの店の1階部分の担当をしています。
軽いスナックをいただくときは、よい話し相手になってくれるかな。
▲1階の食堂 |
店に入ってすぐ見えるのがこんな雰囲気の1階部分。
古いお店の割にはモダンなつくりで(改装もしてるかもしれませんが)、清潔感もキープされています。
1階はスナックを食べるお客さんでにぎわいます。
このあたりはオフィスも多く、1時〜3時くらいまでは、インド人の昼食の時間にあたるので、混みこみになることもあるので、御気をつけて。
▲2階から見た1階食堂 |
2階への階段を上ったところから下を見てみました。
決して広いお店ではないのですが、吹き抜けで、息が詰まる感じはありません。
▲2階の食堂 |
2階の食堂です。
主にファミリーや団体の食事に使われます。
円卓や大きなテーブルが移動できるようになっていて、テーブルにもちゃんとリネンが用意されています。
ランチタイムの12時〜3時、夜は19時移行になると、団体客でにぎわいます。
品のよさそうな老夫婦などもよく見かけます。
食事のメニューを頼むとちゃんとウェイターがサーブしてくれます。
▲プーリバジとジャルジーラ |
今回撮影に出かけていただいたのはこれ。
プーリ・バジです。
インドのあげパンのようなものです。チャパティは焼いたものですが、プーリは揚げます。甘みがあってやわらかくって本当においしいですよ。
インドならどこでも食べられるメニューですが、ここの揚げ具合と重過ぎない感じが好きです。なんと一度に5枚も運ばれてくるのに驚きますが、結構ぺロッと食べられます。一緒に頼んだバジはちょっと辛め。ここの味つけは全体的にインド人仕様になってます。
この日は一緒にジャルジーラというクミンシードをベースにしたインドの飲み物をオーダーしました。揚げ物なので、消化を助けるのによいのですが、日本人の味覚にはスープのような塩味かもしれません。揚げ玉も乗ってます。
ちなみにこのセットで55ルピー(1ルピーを約3円のレートで換算して150円ほど)です。お手軽でしょ。
▲お勧めカシミーリーナン |
でも、ここのメニューで日本人にもっとも有名なのはカシミーリーナンでしょう。
ナンの上に甘いジャムをたっぷり塗って、その上にフルーツやナッツ、そしてカッテージチーズのようなものが散らされています。
カシミーリーと名前のつく食べ物は大概甘いです。
寒い地域の食べ物ですから、甘いものでたっぷりエネルギーを補給するのでしょうね。この1枚を食べるのは結構大変です。ボリュームもたっぷり。ご飯というよりもスウィートに近いので、ランチの後、みんなでシェアして食べるのもいいかもしれませんね。
また、カシミーリーソーダという飲み物のメニューもあります。
ブラックペッパーベースの甘い飲み物ですが、こちらも寒い時には体をあっためてくれていいのでしょうね。びっくりメニューで頼んでみてもいいかもしれません。
カシミーリーナンは食事の時間にしかオーダーできません。
カシミーリーナンを試されたいときは12〜15時、19時〜にお出かけください。